- 第5分冊 詩篇121〜150篇
- 詩篇121篇 まどろまない守り手
- 詩篇122篇 城壁の内に平和を
- 詩篇123篇 主人の手を見つめる目
- 詩篇124篇 主が味方でなかったら
- 詩篇125篇 山々に囲まれた都
- 詩篇126篇 夢見る者のようだった
- 詩篇127篇 勇士の手にある矢
- 詩篇128篇 食卓を囲むオリーブの若木
- 詩篇129篇 背に引かれた長い畝
- 詩篇130篇 夜回りが朝を待つより
- 詩篇131篇 乳離れした子のように
- 詩篇132篇 ダビデが誓い、主が誓う
- 詩篇133篇 髭を伝う油、ヘルモンの露
- 詩篇134篇 夜の宮に立つしもべたち
- 詩篇135篇 倉から風を出す方
- 詩篇136篇 一つのわざに一つの応え
- 詩篇137篇 柳に掛けた竪琴
- 詩篇138篇 呼んだその日に答えた
- 詩篇139篇 探られた私が、探ってと願う
- 詩篇140篇 戦いの日に頭を覆う
- 詩篇141篇 祈りを香として
- 詩篇142篇 嘆きを注ぎ出す
- 詩篇143篇 朝に慈しみを聞かせて
- 詩篇144篇 手に戦いを教える岩
- 詩篇145篇 倒れる者を支える王
- 詩篇146篇 王侯に頼るな
- 詩篇147篇 傷を包み、星を数える
- 詩篇148篇 海の巨獣までが讃える
- 詩篇149篇 口に讃美、手に両刃の剣
- 詩篇150篇 息あるものはすべて
第5分冊 詩篇121〜150篇
詩篇121篇 まどろまない守り手
山を見上げて助けはどこからと問う声に、まどろまない守り手を告げる声が応える。昼の日も夜の月も撃たず、出るにも入るにも守る。
四行詩
山々に目を上げる、助けはどこから来るのか 助けは主から、天と地を造られた方から あなたを守る方はまどろまず、眠ることもない 昼の日も夜の月も撃たず、主は出るにも入るにも守る
この篇の言葉
山々 天と地を造られた方 まどろまない 右手の陰 出ると入る
声の動き
山を見上げる問い → 造り主という答え → 昼も夜も守られる
読むときの手がかり
3節から声が変わり、旅人に「あなた」と語りかける。四行詩の「あなた」は神ではなく旅人を指す。山そのものは助けの源とされていない。守りは「今からとこしえまで」と語られる。旅の結末は描かず、歩み続ける姿にとどめた。
原典 World English Bible 詩篇121篇1〜8節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 山に目を上げる。助けはどこから来るのか。
② 主はまどろまない。足をよろめかせない。
③ 主は右手をおおう陰。
④ 出るにも入るにも、主が守る。
原典 World English Bible 詩篇121篇1〜8節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇122篇 城壁の内に平和を
「主の家に行こう」と誘われた喜びから、門の内に立つ足の実感へ。密に建つ都を見渡し、兄弟と友のために城壁の内の平和を願う。
四行詩
主の家に行こう、と言われて私は喜んだ エルサレムよ、私たちの足は、部族の上る都の門の内に立つ エルサレムの平和を祈れ、城壁の内に平和を 兄弟と友のために言う、あなたの内に平和を
この篇の言葉
主の家 門の内に立つ足 密に建つ都 城壁の内の平和 兄弟と友
声の動き
誘いの喜び → 都に立つ足 → 兄弟のための平和
読むときの手がかり
本文は都の平和を願う祈りで、平和になった場面は語らない。5節の「ダビデの家の王座」は、都が正しい裁きの場でもあることを言う句として読み、詩と絵からは外した。エルサレムを現代の国家や争いに重ねない。
原典 World English Bible 詩篇122篇1〜9節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主の家に行こう、と言われて、私は喜んだ。
② 足は都の門の内に立つ。
③ 部族が上る。主の名に感謝するために。
④ 兄弟と友のために言う。あなたの内に平和を。
原典 World English Bible 詩篇122篇1〜9節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇123篇 主人の手を見つめる目
天に座す方へ目を上げ、しもべが主人の手を見つめるように、あわれみを待つ。重ねた願いの底には、安楽な者のあざけりが満ちている。
四行詩
天に座す方よ、私はあなたに目を上げる しもべが主人の手を見るように、私たちは主を見る あわれんでください、主よ、あわれんでください 安楽な者のあざけり、高ぶる者の侮りが魂に満ちる
この篇の言葉
天に座す方 主人の手 はしための目 あわれみ 安楽な者のあざけり
声の動き
目を上げる → 手を見つめて待つ → 侮りの中の願い
読むときの手がかり
しもべのたとえは卑屈さではなく、目を離さずに待つ忍耐を言う。本文はあわれみが示された場面を語らず、あざけりが満ちたまま終わる。漫画でも人々は待つ姿のままにした。
原典 World English Bible 詩篇123篇1〜4節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 天に座す方よ、あなたに目を上げます。
② しもべが主人の手を見つめるように。
③ あわれんでください。あわれんでください。
④ 安楽な者のあざけりが、魂に満ちています。
原典 World English Bible 詩篇123篇1〜4節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇124篇 主が味方でなかったら
「主が味方でなかったら」と二度繰り返し、呑み込まれ押し流されていたはずの危うさを数え直す。網は破れ、鳥のように逃れたと告げる。
四行詩
主が私たちの味方でなかったら、とイスラエルよ言え 生きたまま呑まれ、大水は魂の上を越えていたろう ほむべきかな主、私たちを彼らの歯の獲物にされなかった 鳥のように網を逃れた、網は破れ、私たちは逃れた
この篇の言葉
主が味方でなかったら 大水 歯の獲物 破れた網 主の名
声の動き
仮定の反復 → 呑まれていた危うさ → 網を逃れた感謝
読むときの手がかり
3〜5節は「もしも」の仮定で、実際に呑まれたとは書かれていない。漫画も激流のそばに立つ姿にとどめた。網を破った者は明記されないので、破る手は描かない。敵の結末も語られない。
原典 World English Bible 詩篇124篇1〜8節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主が味方でなかったら、とイスラエルよ言え。
② 大水は私たちの上を越えていたろう。
③ 網は破れ、私たちは鳥のように逃れた。
④ 助けは、天地を造った主の名にある。
原典 World English Bible 詩篇124篇1〜8節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇125篇 山々に囲まれた都
動かないシオンの山のような信頼を、都を四方から囲む山々の像で語る。悪の杖が居座らないよう願い、イスラエルに平和をと祈る。
四行詩
主に信頼する者はシオンの山、動かずとこしえに立つ 山々が都を囲むように、主は今からとこしえに民を囲む 悪の杖は正しい者の地に居座らない、彼らが悪に手を染めぬよう 主は曲がった道へそれる者を連れ去る、イスラエルに平和を
この篇の言葉
シオンの山 都を囲む山々 悪の杖 曲がった道 イスラエルの平和
声の動き
動かない山 → 囲まれた民 → それる者と平和
読むときの手がかり
3節は、悪の支配が長く居座れば正しい者まで不正に手を伸ばしかねない、という警戒として読める。4節の「善い者に善を」は主への直接の願いで、④の台詞に置いた。5節の連れ去りは絵にせず、遠くの道を去る人影にとどめた。都の名は現代の国家に重ねない。
原典 World English Bible 詩篇125篇1〜5節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主に信頼する者は、動かないシオンの山。
② 山々が都を囲むように、主は民を囲む。
③ 悪の杖は、正しい者の地にとどまらない。
④ 主よ、善い者に善を。イスラエルに平和を。
原典 World English Bible 詩篇125篇1〜5節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇126篇 夢見る者のようだった
帰還の日を夢見る者のように笑い歌った記憶から、ネゲブの涸れ川に水を待つ願いへ。涙と共に種をまく者は、束を抱えて喜び帰る。
四行詩
主がシオンへ連れ帰ったとき、私たちは夢見る者のようだった 口は笑いに、舌は歌に満ち、主は大いなることをした 主よ、ネゲブの流れのように、もう一度私たちを回復させて 涙と共に種をまく者は、喜びと共に刈り取る
この篇の言葉
夢見る者 笑いと歌 ネゲブの流れ 涙の種まき 束を抱えて
声の動き
夢のような帰還 → もう一度の願い → 涙の種まき
読むときの手がかり
本篇は喜びの記憶から始まり、「もう一度」と回復を願う今へ移る。刈り入れの喜びは確信として語られるが、まだ来ていない。漫画は涙の種まきの場面にとどめ、束を抱える姿は描かなかった。
原典 World English Bible 詩篇126篇1〜6節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主が連れ帰ったとき、夢を見ているようだった。
② 口は笑いに、舌は歌に満ちた。
③ 主よ、ネゲブの流れのように、もう一度。
④ 涙で種をまく者は、喜んで刈り取る。
原典 World English Bible 詩篇126篇1〜6節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇127篇 勇士の手にある矢
家を建てるのも町を見張るのも、主によらなければむなしい。労苦のパンより眠りを与える方を語り、子らを主からの受け継ぎと呼ぶ。
四行詩
主が家を建てるのでなければ、建てる者の労苦はむなしい 主が町を守るのでなければ、見張りの守りもむなしい 早起きも夜更かしもむなしい、主は愛する者に眠りを与える 子らは主からの受け継ぎ、勇士の手の矢のような賜物
この篇の言葉
家を建てる 町の見張り 労苦のパン 愛する者の眠り 主からの受け継ぎ
声の動き
むなしい労苦 → 与えられる眠り → 賜物としての子ら
読むときの手がかり
本篇は働くことを否定せず、主によらない労苦のむなしさを言う。4節の「若い時の子ら」は成人した子らとして読み、絵でも若い大人として描いた。矢の比喩(子らが家を支え守る力となる)は題と詩に残し、武器は描かない。5節の「門」は町の人々が争いを裁き合う場で、絵では広場に置き換えた。
原典 World English Bible 詩篇127篇1〜5節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主が建てなければ、労苦はむなしい。
② 主が守らなければ、見張りもむなしい。
③ 主は愛する者に眠りを与える。
④ 子らは主の受け継ぎ。門で敵と語っても恥じない。
原典 World English Bible 詩篇127篇1〜5節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇128篇 食卓を囲むオリーブの若木
主を畏れて歩む者が、手の労苦の実を食べる日々。家の奥のぶどうの木と食卓を囲む若木の像を経て、子らの子を見る願いへ進む。
四行詩
主を畏れ、その道を歩む者は幸い、手の労苦の実を食べる あなたの妻は家の奥の、実り豊かなぶどうの木 あなたの子らは食卓を囲む、オリーブの若木 主がシオンから祝福するように、子らの子を見るように
この篇の言葉
主の道 手の労苦の実 ぶどうの木 オリーブの若木 子らの子
声の動き
主の道を歩む → 食卓の祝福 → 次の世代への願い
読むときの手がかり
本文は家長の男性に語りかけ、四行詩は本文どおり「あなたの妻」と訳した。漫画は共通の主人公を家の一員として描いた。5〜6節は「〜ように」という願いで、かなった場面ではない。家族は少し離れて控えめに描く。
原典 World English Bible 詩篇128篇1〜6節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主を畏れ、その道を歩む者は幸い。
② 自分の手の労苦の実を食べる。
③ 子らは食卓を囲むオリーブの若木。
④ 子らの子を見るように。イスラエルに平和を。
原典 World English Bible 詩篇128篇1〜6節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇129篇 背に引かれた長い畝
若い時から幾度も苦しめられ、背に長い畝を引かれても、彼らは勝てなかった。綱を断つ主を語り、屋根の草のように枯れよと願う。
四行詩
若い時から幾度も苦しめられた、だが彼らは私に勝てなかった 耕す者は私の背を耕し、その畝を長く引いた 主は正しい、悪しき者の綱を断ち切った シオンを憎む者は屋根の草のように、育つ前に枯れよ
この篇の言葉
若い時から 背の畝 断たれた綱 屋根の草 祝福の言葉
声の動き
長い苦しみ → 断たれた綱 → 屋根の草への願い
読むときの手がかり
1節「イスラエルよ、今言え」のとおり、「私」は民が一人の人として語る声。背の畝は傷のたとえで、絵では傷を描かない。6〜8節は、屋根の草のように枯れ、通る者に祝福の言葉もかけられないようにという呪い。敵の結末は描かない。シオンを憎む者を現代の民族や国家に重ねない。
原典 World English Bible 詩篇129篇1〜8節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 若い時から苦しめられた。だが彼らは勝てなかった。
② 耕す者が私の背を耕し、畝を長く引いた。
③ 主は正しい。悪しき者の綱を断ち切った。
④ 屋根の草のように枯れよ。
原典 World English Bible 詩篇129篇1〜8節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇130篇 夜回りが朝を待つより
深い淵から呼ぶ声が、罪を数えられたら立てないと認めつつ、赦しを頼みに主を待つ。夜回りが朝を待つより切に待ち、民にも主に望めと促す。
四行詩
主よ、深い淵からあなたを呼ぶ、願う声に耳を傾けて 罪を数えるなら、だれが立てよう、だが赦しはあなたのもとに 夜回りが朝を待つより、私の魂は主を待ち望む イスラエルよ、主に望め、慈しみは主に、主はすべての罪から贖う
この篇の言葉
深い淵 赦し 夜回りの待つ朝 慈しみ 豊かな贖い
声の動き
淵からの叫び → 赦しへの望み → 夜通し待つ
読むときの手がかり
本文は語り手が赦された場面も、朝が来た場面も語らない。ただし7〜8節は、主がイスラエルをすべての罪から贖うと確信して語る。漫画は夜のまま、待つ姿と呼びかけを描いた。
原典 World English Bible 詩篇130篇1〜8節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、深い淵から呼びます。
② 罪を数えるなら、だれが立てよう。赦しはあなたに。
③ 夜回りが朝を待つより、主を待つ。
④ イスラエルよ、主に望め。慈しみと贖いは主に。
原典 World English Bible 詩篇130篇1〜8節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇131篇 乳離れした子のように
高ぶらず、及ばないことを追わない心を、母のそばの乳離れした子にたとえ、その静けさのまま、イスラエルに主に望みを置けと呼びかける。
四行詩
主よ、私の心は高ぶらず、及ばないことを追わない 波立つ胸を、私は自分で静め、和らげた 母のそばの乳離れした子のように、魂は内に静まる イスラエルよ、今からとこしえまで主に望みを置け
この篇の言葉
高ぶらない目 静めた魂 乳離れした子 主に望みを置け
声の動き
高ぶりを手放す → 子のように静まる → 共同体への呼びかけ
読むときの手がかり
敵も苦難も語られない、詩篇でも短い篇の一つ。乳離れした子は、乳を求めて泣かずに母のそばにいる姿として読んだ。静けさは語り手が自分で魂を静めた結果として語られる。
原典 World English Bible 詩篇131篇1〜3節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、心は高ぶらず、目もおごらない。
② 波立つ胸を、私は自分で静めた。
③ 母のそばの子のように、魂は静まっている。
④ イスラエルよ、とこしえまで主に望みを。
原典 World English Bible 詩篇131篇1〜3節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇132篇 ダビデが誓い、主が誓う
主の住まいを見つけるまで眠らないというダビデの誓いから、箱を憩いの場へ迎える声を経て、主がダビデに誓う言葉へ移る。
四行詩
主よ、覚えてください、ダビデの誓いを 住まいを見つけるまで、まぶたに眠りを与えない 主も誓った、子らが契約を守るなら王座は続く シオンを憩いの場とし、貧しい者をパンで満たす
この篇の言葉
ダビデの誓い ヤアルの野 力の箱 憩いの場 貧しい者のパン
声の動き
眠らない誓い → 箱を迎える声 → 主の誓いとシオン
読むときの手がかり
前半は人が主に誓い、11節から主が人に誓う。王座の約束は「契約を守るなら」の条件付き。17〜18節の「ダビデの角を芽生えさせる」「敵は恥をまとい、冠が輝く」は、王の家が続くという約束の像として読み、四行詩と絵には入れなかった。
原典 World English Bible 詩篇132篇1〜18節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 住まいを見つけるまで、眠りはしない。
② ヤアルの野で見つけた。足台のもとで拝もう。
③ 主よ、力の箱と共に憩いの場へ。
④ 主はシオンを選び、貧しい者をパンで満たす。
原典 World English Bible 詩篇132篇1〜18節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇133篇 髭を伝う油、ヘルモンの露
兄弟が共に住む良さを、アロンの髭を伝って流れ下る油と、ヘルモンの露にたとえ、そこに主の命の祝福があると言う。
四行詩
見よ、兄弟が共に住むのは、なんと良く楽しいことか 頭に注いだ香油が、アロンの髭を伝い、襟へ流れる ヘルモンの露が、シオンの丘へと下りてくるように そこで主は祝福を与える、とこしえの命を
この篇の言葉
共に住む 尊い油 アロンの髭 ヘルモンの露 とこしえの命
声の動き
共に住む良さ → 流れ下る油と露 → 主の命の祝福
読むときの手がかり
二つのたとえはどちらも上から下へ流れ下る。アロンは最初の祭司で、その頭に注がれた油が髭を伝う。絵では油注ぎの儀式を描かず、皆で注ぐ油があふれる食卓に置き換えた。「兄弟」は共に住む人々として描いた。
原典 World English Bible 詩篇133篇1〜3節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 見よ、共に住むのはなんと良いことか。
② 頭の香油が髭を伝い、襟へ流れる。
③ ヘルモンの露が、シオンの丘へ下るように。
④ そこで主は祝福を、とこしえの命を与える。
原典 World English Bible 詩篇133篇1〜3節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇134篇 夜の宮に立つしもべたち
夜の主の家に立つしもべたちに、手を上げて主をほめよと呼びかけ、天地を造った主の祝福が返される三節の歌。
四行詩
見よ、夜に主の家に立つ、主のしもべたちよ 聖所で両手を上げ、主をほめたたえよ 暗い宮の庭に、ほめる声が低く響く 天と地を造った主が、シオンからあなたを祝福するように
この篇の言葉
夜 主の家 上げた手 シオンからの祝福
声の動き
夜のしもべへの呼びかけ → 手を上げてほめる → 天地の主の祝福
読むときの手がかり
都上りの歌の最後の篇。人が主を「ほめる」呼びかけが、3節で主が人を「祝福する」願いに逆転する。夜の務めは実在の礼拝の型や祭服で描かず、普段着の人々の姿にとどめた。
原典 World English Bible 詩篇134篇1〜3節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 夜、主の家に立つしもべたち。
② 見よ、さあ、主をほめよう。
③ 聖所で手を上げ、主をほめよ。
④ 天地を造った主が、シオンからあなたを祝福するように。
原典 World English Bible 詩篇134篇1〜3節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇135篇 倉から風を出す方
主の家のしもべに賛美を呼びかけ、倉から風を出し天地で望むことを行う主を、口に息のない銀と金の像と比べてたたえる。
四行詩
ハレルヤ、主の家の庭に立つしもべよ、主をほめよ 主は地の果てから雲を上らせ、倉から風を出す 国々の銀と金の像は、口があっても息がない イスラエル、アロン、レビの家、主を畏れる者よ、ほめよ
この篇の言葉
主の家の庭 倉の風 銀と金の像 息がない 四つの家
声の動き
しもべへの呼びかけ → 風を起こす主と息のない像 → 四つの家の賛美
読むときの手がかり
偶像と家々の呼びかけは115篇とほぼ同じ。8〜12節は初子を撃ち、シホンとオグら王たちを殺して地を嗣業に与えたと主のわざを数える。古い伝承の歴史として読み、現代の民族や土地の争いに重ねない。絵には描かない。
原典 World English Bible 詩篇135篇1〜21節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① ハレルヤ。主の家の庭に立つ者よ、ほめよ。
② 主は神々にまさり、倉から風を出す。
③ 銀と金の像には、口に息がない。
④ イスラエル、アロン、レビの家よ、主をほめよ。
原典 World English Bible 詩篇135篇1〜21節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇136篇 一つのわざに一つの応え
天と光の創造から、海を分け荒野を導いたわざ、すべての命への糧まで、主のわざ一つごとに同じ句で応え続ける。
四行詩
主に感謝せよ、その慈しみはとこしえまで 天を造り、大いなる光を置いた方に、その慈しみはとこしえまで 海を分け、荒野を導いた方に、その慈しみはとこしえまで 低い私たちを覚え、糧を与える方に、その慈しみはとこしえまで
この篇の言葉
その慈しみはとこしえまで 大いなる光 分けられた海 荒野の導き すべての命の糧
声の動き
感謝の呼びかけ → 創造と歴史のわざ → 低い私たちと糧
読むときの手がかり
10節の初子を撃つわざ、15節のファラオと軍勢を海に投げ込むわざ、17〜20節の王たちを殺すわざにも同じ反復句が付く。民を救い出した歴史への感謝として語られる言葉で、絵には描かず、創造・海・荒野・糧で反復を示した。
原典 World English Bible 詩篇136篇1〜26節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主に感謝を。その慈しみはとこしえまで。
② 海を分けた。その慈しみはとこしえまで。
③ 荒野を導いた。その慈しみはとこしえまで。
④ 覚え、救い出した。その慈しみはとこしえまで。
原典 World English Bible 詩篇136篇1〜26節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇137篇 柳に掛けた竪琴
内容注記 9節には、敵国の幼子への暴力を願う言葉がある。本冊子は言葉を隠さず、絵には描かない。
捕囚の地の川辺で竪琴を柳に掛け、歌を強いられても歌えない。都を忘れまいとする誓いは、最後に敵への激しい報復の叫びへ変わる。
四行詩
バビロンの川辺に座り、シオンを思って泣いた 歌えと命じる声に、竪琴を柳へ掛ける エルサレムよ、忘れるなら右手よ技を忘れよ 報いる者は幸いだ、幼子にまでも、と叫ぶ
この篇の言葉
川辺 柳の竪琴 異国の歌 右手の誓い 報い
声の動き
川辺の涙 → 歌えない問いと誓い → 報復の叫び
読むときの手がかり
9節の願いは、都を滅ぼされた者の痛みからの叫びとして書かれている。行為の勧めとしては読まず、バビロンやエドムを現代の民族や国家に重ねない。
原典 World English Bible 詩篇137篇1〜9節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① バビロンの川辺で、私たちは泣いた。
② 「シオンの歌を歌え」異国でどう歌えよう。
③ エルサレムよ、忘れるなら右手よ技を忘れよ。
④ 報いを求める叫びは、幼子にまで向かう。
原典 World English Bible 詩篇137篇1〜9節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇138篇 呼んだその日に答えた
呼んだ日に答えられた感謝から、地の王たちも主を讃えるという言葉と、低い者を顧みる主を語り、苦しみの中を歩く今、捨てないでと願う。
四行詩
心を尽くしてあなたに感謝し、神々の前で歌う 私が呼んだその日、あなたは答え、魂に力をくれた 主は高くても低い者を顧み、高ぶる者を遠くから知る 苦しみの中でも生かす方よ、御手のわざを捨てないで
この篇の言葉
心を尽くして 呼んだその日 低い者を顧みる 苦しみの中 御手のわざ
声の動き
心からの感謝 → 低い者を顧みる高い方 → 苦しみの中の願い
読むときの手がかり
感謝の篇だが、苦しみが去ったとは書かれていない。7節で語り手はなお苦しみの中を歩き、敵の怒りもそこにある。それでも「右の手が私を救う」「主は私のことを成し遂げる」と言い、捨てないでと願う。
原典 World English Bible 詩篇138篇1〜8節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 聖なる宮に向かって伏し、感謝します。
② 呼んだその日に、あなたは答えた。
③ 高い方が、低い者を顧みる。
④ 苦しみの中でも、右の手が救う。捨てないで。
原典 World English Bible 詩篇138篇1〜8節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇139篇 探られた私が、探ってと願う
内容注記 19〜22節に、悪しき者の死を願い、完全な憎しみで憎むと言う言葉がある。絵には描かない。
どこへ逃げても闇の中でも知り尽くされ、胎で編まれた私を驚く声が、敵への憎しみを吐いたあと、私を探ってと願う。
四行詩
主よ、あなたは私を探り、座るのも立つのも知る 天に昇っても陰府に伏しても、闇もあなたには光 母の胎で私を編んだ、私は恐るべく不思議に造られた あなたの敵を憎む私を、神よ、探って心を知ってほしい
この篇の言葉
私を探る 陰府にも 闇も光 胎で編む 完全な憎しみ
声の動き
知り尽くされる私 → 闇も隠れない → 憎しみと探ってという願い
読むときの手がかり
驚きの直後に、悪しき者を殺してほしいという言葉が来る。神の敵への憎しみとして語られ、語り手はすぐ「私を探って」と自分も差し出す。言葉は消さずに残した。
原典 World English Bible 詩篇139篇1〜24節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、あなたは私を探り、知っている。
② 闇もあなたからは隠れない。
③ 母の胎で編まれた私は、不思議に造られた。
④ 神よ、悪しき者を殺してくだされば。私を探り、心を知って。
原典 World English Bible 詩篇139篇1〜24節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇140篇 戦いの日に頭を覆う
内容注記 9〜10節に、敵に燃える炭が落ち、火と泥の穴に投げ込まれるよう願う言葉がある。
蛇の舌と道ばたの罠に狙われ、戦いの日に頭を覆った神を呼ぶ声が、敵への炭火を願い、苦しむ者を守る主への確信へ向かう。
四行詩
主よ、暴虐の者から守れ、その唇の下に蝮の毒 高ぶる者は道ばたに綱を張り、私の足をつまずかせようとする あなたは私の神、戦いの日に私の頭を覆った 燃える炭が彼らに落ちよ、主は苦しむ者の訴えを守る
この篇の言葉
蛇の舌 道ばたの罠 戦いの日 燃える炭 苦しむ者の訴え
声の動き
暴虐の者からの守り → 頭を覆った私の神 → 炭火の願いと確信
読むときの手がかり
9〜11節の炭火と穴の願いは、暴虐にさらされた者の叫び。絵には描かない。12節で語り手は、主が苦しむ者の訴えを守ると知っている。
原典 World English Bible 詩篇140篇1〜13節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、暴虐の者から守ってください。
② 罠を張り、足をつまずかせようとする。
③ あなたは私の神。戦いの日に頭を覆った。
④ 燃える炭と穴を彼らに。主は苦しむ者を守る。
原典 World English Bible 詩篇140篇1〜13節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇141篇 祈りを香として
夕べの祈りを香に、上げる手をささげ物にたとえ、口と心の見張りを願う。悪のごちそうを退け、罠のそばを通り過ぎようとする。
四行詩
祈りを香として、上げる手を夕べのささげ物に 主よ、私の口に見張りを、唇の戸を守って 悪のごちそうを食べさせないで、正しい戒めは頭の油 目はあなたに向く、罠のそばを通り過ぎさせて
この篇の言葉
香 夕べのささげ物 唇の戸 頭の油 罠と網
声の動き
急いでと呼ぶ夕べ → 口と心の見張り → 罠のそばを通る願い
読むときの手がかり
敵を責めるより、自分の口と心を守ってほしいと願う祈り。6〜7節「裁き手は岩のそばに投げ落とされる」「私たちの骨は陰府の口に散らされる」は難解で、誰の言葉か誰の骨かも定まらない(WEBは「私たちの骨」)。絵には描かない。
原典 World English Bible 詩篇141篇1〜10節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、急いで来て。祈りを香として受けて。
② 口に見張りを。あのごちそうを食べさせないで。
③ 正しい人の戒めは、頭に注ぐ油。
④ 目はあなたに、身を避ける。罠のそばを通らせて。
原典 World English Bible 詩篇141篇1〜10節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇142篇 嘆きを注ぎ出す
誰も顧みない孤立の中で、主の前にだけ嘆きを注ぎ出す。「あなたは私の避け所」と呼び、閉じ込められた牢から出たいと願う。
四行詩
嘆きを注ぎ出す、あなたは私の道を知っていた 右を見てください、私を顧みる者はいない あなたは私の避け所、生ける者の地の分け前 牢から魂を出して、正しい者が私を囲むだろう
この篇の言葉
注ぎ出す嘆き 右を見て 避け所 生ける者の地 牢
声の動き
注ぎ出す嘆き → 誰もいない右側 → 牢から出たい願い
読むときの手がかり
表題は洞窟の祈りとするが、本文に洞窟の語はない。絵の洞窟は表題による。7節で正しい者が囲むと先を見るが、牢から出られたとは書かれていない。最後の絵も洞窟の中に置いた。
原典 World English Bible 詩篇142篇1〜7節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主よ、嘆きを全部あなたの前に。
② 右を見てください。気にかける人はいない。
③ あなたが避け所、生ける者の地の分け前。
④ 牢から出して。あなたの名に感謝させて。
原典 World English Bible 詩篇142篇1〜7節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇143篇 朝に慈しみを聞かせて
生ける者は一人も義とされないと認め、裁きでなく真実と義による答えを願う。暗い所で渇いた地のように手を伸べ、朝の慈しみと歩む道を求める。
四行詩
裁きに入らないで、あなたの前に義なる者はいない 敵は私を地に打ち倒し、死者のように暗い所に置く 昔のわざを思い、渇いた地のように手を伸べる 朝に慈しみを聞かせて、歩む道を知らせて
この篇の言葉
義とされない 暗い所 昔の日々 渇いた地 朝の慈しみ
声の動き
裁きでなく答えを → 暗い所の渇き → 朝の慈しみと道
読むときの手がかり
2節の告白から、この祈りは自分の正しさを訴える嘆きではない。朝の慈しみは求められたままで、聞こえたとは書かれていない。12節の敵を断つ願いは「慈しみによって」と祈られている。台詞に残し、絵には描かない。
原典 World English Bible 詩篇143篇1〜12節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 裁かないで。あなたの前に義人はいない。
② 敵は私を地に打ち、暗い所に住まわせた。
③ 渇いた地のように慕う。顔を隠さないで。
④ 朝に慈しみを。敵を断って、私はしもべ。
原典 World English Bible 詩篇143篇1〜12節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇144篇 手に戦いを教える岩
手に戦いを教える岩を讃えつつ、人は息にすぎないと驚く。大水と異国の手からの救いを願い、実る子らと満ちた倉の幸いを思い描く。
四行詩
わが岩なる主は讃えられよ、手に戦いを教える方 人とは何者か、その日々は過ぎる影、ひと息 高みから手を伸べ、大水と異国の手から救って 若木の子ら、満ちた倉、主を神とする民は幸い
この篇の言葉
手を鍛える岩 ひと息と影 大水 新しい歌 満ちた倉
声の動き
岩なる主への讃美 → 息のような人と救いの願い → 願われた実りの幸い
読むときの手がかり
1〜7節は18篇の語句と重なるが、ここでは感謝でなく救いを求める願いになる。12〜14節は救われた「そのとき」の願いの像で、実現した場面ではない。戦いは絵に描かない。
原典 World English Bible 詩篇144篇1〜15節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① わが岩なる主、この手に戦いを教える方。
② 人とは何者か。日々は過ぎる影。
③ 高みから手を伸べ、大水から救って。
④ 若木の子ら、満ちた倉。主を神とする民は幸い。
原典 World English Bible 詩篇144篇1〜15節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇145篇 倒れる者を支える王
王なる神を日ごとに讃える一人の声が、代から代への語り継ぎと、食物を待つすべての生きものを経て、すべての肉の讃美へ向かう。
四行詩
わが神、王よ、日ごとにあなたの名を讃える 代は代へ語り継ぐ、恵み深く、怒るに遅い方と 倒れる者を支え、すべての目があなたを待つ 私の口は主を語る、すべての肉よ、聖なる名を
この篇の言葉
王なる神 日ごとに 代から代へ 倒れる者を支える すべての肉
声の動き
一人の日ごとの讃美 → 代々の語り継ぎ → すべての生きものと肉
読むときの手がかり
原文は節の頭がアルファベット順に並ぶ詩で、訳文ではその形は見えない。讃美の主体は一人から全地へ広がる。20節「悪しき者をみな滅ぼす」は、主を愛する者を守ることと対になった言葉として読む。
原典 World English Bible 詩篇145篇1〜21節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① わが神、王よ、日ごとにあなたを讃える。
② 代から代へ。怒るに遅い方と語り継ぐ。
③ すべての目があなたを待つ。
④ 私の口は主を語る。すべての肉よ、讃えよ。
原典 World English Bible 詩篇145篇1〜21節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇146篇 王侯に頼るな
ハレルヤで始まり、魂に讃えよと呼びかける。息が去れば土に帰る王侯ではなく、虐げられた者や寄留者を支え、とこしえに治める主に望みを置く。
四行詩
魂よ、主を讃えよ、生きている限り私は歌う 王侯に頼るな、息が去れば土に帰り、計画は消える 天地と海を造った方が、捕らわれ人とやもめを支える 主はとこしえに治める、シオンよ、ハレルヤ
この篇の言葉
ハレルヤ 王侯 土に帰る 捕らわれ人とやもめ とこしえの王
声の動き
魂への呼びかけ → 土に帰る王侯 → とこしえに治める主
読むときの手がかり
146〜150篇はいずれもハレルヤで始まり終わる。7〜9節は、飢えた者に食物を与え、捕らわれ人を解き、盲人の目を開く主の行いを数える。絵では助けを受ける人々だけを描き、治癒の場面は描かない。
原典 World English Bible 詩篇146篇1〜10節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 魂よ、主を讃えよ。生きている限り歌う。
② 王侯に頼るな。息が去れば土に帰る。
③ 天地を造った方が、捕らわれ人とやもめを支える。
④ 主はとこしえに治める。ハレルヤ。
原典 World English Bible 詩篇146篇1〜10節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇147篇 傷を包み、星を数える
砕けた心の傷を包む主は、星を数えて名を呼ぶ主でもある。小烏の声を聞き、雪と霜と雹を送り、言葉ひとつで溶かして水を流す。
四行詩
主は砕けた心を癒やし、その傷を包む 星の数を数え、そのすべてを名で呼ぶ 雪を羊毛のように、霜を灰のように、誰が寒さに耐えよう 言葉を送って溶かし、風が吹けば水が流れる
この篇の言葉
傷を包む 星の名 鳴く小烏 羊毛の雪 雪解け
声の動き
傷を包む近さ → 星と雨と小烏 → 冬から雪解けへ
読むときの手がかり
1・7・12節の三度の呼びかけで区切られ、そのたびに小さなものと大きなものが並ぶ。①の腕の布は、傷を包むのが主の行為であることを示すため、巻く人を描かない。
原典 World English Bible 詩篇147篇1〜20節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 主は砕けた心を癒やし、傷を包む。
② 雨を備え、鳴く小烏にも餌を与える方。
③ 雪は羊毛、霜は灰。誰がこの寒さに耐えよう。
④ 言葉を送って溶かす。水が流れる。ハレルヤ。
原典 World English Bible 詩篇147篇1〜20節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇148篇 海の巨獣までが讃える
日と月と星、天の上の水から始まり、海の巨獣と淵、稲妻と雹、山と獣と鳥、王と民、若者と老人へ。天地のすべてに讃美を呼びかける。
四行詩
天から讃えよ、御使いよ、日と月と星よ、天の上の水よ 地から讃えよ、海の巨獣と淵よ、稲妻と雹と雪よ 山と杉と実のなる木、獣と這うものと翼ある鳥よ 王も民も、若者も老人も子も、その名だけが高い
この篇の言葉
日と月と星 海の巨獣 稲妻と雹 杉と実のなる木 若者と老人
声の動き
天からの讃美 → 海と天候と山と生きもの → 王から子どもまで
読むときの手がかり
神への語りかけはなく、すべてが被造物と人々への呼びかけでできている。命じられて造られたものが、その方を讃えるよう呼ばれる。14節「民のために角を上げた」は、民の力と誉れを高めたと読める。角笛や武器と誤読されないよう絵にはしない。
原典 World English Bible 詩篇148篇1〜14節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 天から讃えよ。日よ、月よ、星よ。
② 地から讃えよ。海の巨獣よ、稲妻よ。
③ 山よ、杉よ、獣よ、鳥よ、讃えよ。
④ 王も民も、若者も子も。その名だけが高い。
原典 World English Bible 詩篇148篇1〜14節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇149篇 口に讃美、手に両刃の剣
内容注記 6〜9節に、手に両刃の剣を持ち諸国に報復し王たちを鎖で縛る言葉がある。言葉は残し、絵には描かない。
聖徒の集いの新しい歌に、踊りと手鼓、寝床の上の喜びが加わる。同じ口の讃美が、手の両刃の剣と諸国への報復の言葉に結びつく。
四行詩
新しい歌を主に、聖徒の集いで王を喜べ 踊りと手鼓で名を讃え、寝床の上でも喜び歌え 主は民を喜び、へりくだる者を救いで飾る 口には高い讃美、手には両刃の剣、諸国に報いを
この篇の言葉
新しい歌 踊りと手鼓 寝床の上の歌 両刃の剣 書かれた裁き
声の動き
集いの新しい歌 → 踊りと寝床の喜び → 剣と報復の言葉
読むときの手がかり
6〜9節の剣と報復、「書かれた裁き」は、定められた主の裁きに民が加わるという古代の言葉と読み、現代の国や民族に重ねない。
原典 World English Bible 詩篇149篇1〜9節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 新しい歌を主に。聖徒の集いで王を喜べ。
② 踊りと手鼓で名を讃えよ。
③ 寝床の上でも、喜び歌え。
④ 口に讃美、手に両刃の剣。諸国に報いを。
原典 World English Bible 詩篇149篇1〜9節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。
詩篇150篇 息あるものはすべて
聖所と天で、ラッパ、竪琴、手鼓と踊り、笛、シンバルが一つずつ讃美に加わり、楽器が尽きたところで、息あるものすべてへ呼びかけが広がる。
四行詩
聖所で神を讃えよ、力の天で、そのわざのゆえに ラッパを響かせ、竪琴と琴を、手鼓と踊りを 弦と笛で、高らかなシンバル、鳴り響くシンバルで 息あるものはすべて、主を讃えよ、ハレルヤ
この篇の言葉
聖所と天 ラッパと竪琴 手鼓と踊り シンバル 息あるもの
声の動き
聖所と天で → 楽器が一つずつ加わる → 息あるものすべて
読むときの手がかり
6節は150篇の結びであり、詩篇全巻の最後の言葉でもある。それまでの嘆きや問いを消すのではなく、すべての息をその先の讃美へ開く。最後の絵には楽器を描かず、息だけを残した。
原典 World English Bible 詩篇150篇1〜6節
四行詩は原典を踏まえた創作。
読み順 左上①→右上②→左下③→右下④

① 聖所で、力の天で、神を讃えよ。
② ラッパを響かせ、竪琴と琴で讃えよ。
③ 手鼓と踊り、笛とシンバルで讃えよ。
④ 息あるものはすべて、主を讃えよ。ハレルヤ。
原典 World English Bible 詩篇150篇1〜6節
漫画は原典を踏まえた創作。台詞も翻案。