楽譜打ち込み用のフリーソフトMuseScore4を最近使い始めた。(機能、使い勝手とも驚きの凄さ)
小節数のレイアウトをぴったり揃えることで構造が視覚的にわかる曲がある。そういう曲を打ち込む。”ゴルトベルク変奏曲”はそうで、全曲(アリアと全変奏)、4小節→8小節→16小節→32小節とモジュールを積み上げる(逆に32小節をブレークダウンする)構造、そして各モジュールの機能(曲の中における位置づけ)が揃えられており、小節数を揃えて見開きにするとそれが一目でわかる。(例として第8変奏)
そこにさらに、ゴルトベルク変奏曲であれば、全曲に共通する隠れたバスラインを加える。(第8変奏にバスライン追加)
次の、”フーガの技法”の中から、4小節遅れでぴったりと追随する(潜在意識に隠れた追憶感を蘇らせるかのようなクオリアが素晴らしい)カノンも小節数を揃えるとよくわかる。足鍵盤遊び用に通奏低音(ドローン)を付加。その場でPC上で鳴らして試すことができるのも楽しい。声部ごとに楽器を変えるとさらに楽しそうである。チェンバロとオルガンで。
続く次のカノンも同様に。4小節遅れで追随する10度のカノンなので、4小節ずつ区切るとともに、3度ずつ転調していくイメージで通奏低音(ドローン)をつけることでどこにいるのかわかりやすくなる。