フィロカリア(古代ギリシャ語:φιλοκαλία。φιλίαフィリア「愛」とκάλλοςカロス「美」から)とは、東方正教会の神秘主義的・ヘシカスムの伝統の中で、「4世紀から15世紀にかけて霊的な師たちによって書かれたテキスト集」(ウィキペディア)である。チャットボットを通じてその文献に質問をすることで、東方キリスト教・正教会の霊性の香りに触れていこう。
質問し易いように、まず次の10個のトピックの中から選べるようにしている。
- 祈り /Prayer
- 霊的・修道生活 /Spiritual and Religious Life
- 神秘主義・神化(テオーシス) /Mysticism/deification (theosis)
- 禁欲主義・情念の浄化 /Asceticism, purification of the passions
- 心の働き・思念の識別 /Work of the Mind, Discernment of Thoughts
- 東方師父(教父)の教え /Teachings of the Eastern Fathers (Church Fathers)
- ヘシカズム(静寂主義) /Hesychasm (Quietism)
- 正教会の伝統・教義 /Traditions and Doctrines of the Orthodox Church
- 人間観・宇宙観 /View of Man and the Universe
- 聖書解釈・神学 /Biblical Interpretation and Theology
その上で、次の2つの回答モードを選べるようにしている。2つの回答モードの結果を比較することで、東方キリスト教・正教会の香りを感じることができるだろう。
- フィロカリアを参照して答える
- 参照しないで答える(この場合「一般的な神学的知識に基づいて回答してください」と頼んである)
以上を選択したら(後者を選択することはないとは思うが)、チャットの開始だ。トピックを深堀りして聞いてみてもよいし(「修道士は何を目的にしているの?」とか)、まずは、単に「教えて」とだけ入力してエンターを押すと、選んだトピックについてとりあえず答えてくれる。そこから深堀りしてもよい。
質問を入力する窓は、一番下にひっそりとある。注意して見つけて欲しい。あと、申し訳ないが、(PCでのアクセスの場合)チャットの履歴が消えてくれず、別のトピックについて改めて聞いてみようとすると、別のブラウザから開く必要があるなど、四苦八苦するかもしれない。(スマホでのアクセスの場合には会話のリセットボタンが使える。)これについては、これから解決していく。
まずはやってみよう。(チャットボット画面はこの下にある。)※2024/5/28:調整中なので幅が狭く固定されています
このチャットボットは、Difyというツールを使って、RAGという仕組みで作り、それをこのサイトで読み込んでいる。フィロカリアのテキストは、こちらの英語版のフリーのテキストを参照させてもらっている。